となりの空席



急いでタケルの家に向かうと


「遅い!!」
タケルと史織が並んでいた


「わぁ 史織久しぶり」

「おい 聞いてるか!?」

「元気だった?」

「まあな」

こんな口調からか
史織はクールだとか
言われてる


「無視!?俺の事
完全無視!?」


「学校楽しい?」

「そりゃあな」


「そっかぁよかった」



「どうせ俺なんて...」
とタケルがいじけ始めたので

「ごめんごめん
で私はどのくらい
遅刻したの?」


『一分』
タケルと史織が
声を合わせて言った







てか...そのくらい
大目に見てよ...




< 56 / 220 >

この作品をシェア

pagetop