星降る夜にサンタにKissを
「Jingle bells〜♪♪Jingle bells♪♪」
お昼休みの食堂で、大好きなグレープフルーツジュースを飲みながらクリスマスソングを口ずさむ
「三汰、まだかな〜‥‥」
携帯をパタパタと閉じては開き、講義が終わったはずのアタシの彼氏宮本三汰が来るのを待つ
アタシ、青木苺実(マイミ)22歳と宮本三汰22歳は高校一年生の時から付き合い始めた。
初デート、初キス、初エッチも全て三汰に捧げたアタシ
そういえば、三汰に告白されて付き合ったのもこんな寒い日だったのを思い出す。
窓から見える寒空を見ながら、あの日の事を思い出して笑みが零れた
「ごめん!!苺実、待った!!」
「ワッ!?びっくりした!!」
思い出に浸るワタシの背後で聞こえた声にグレープフルーツジュースを零しそうになった
「もぉ〜三汰、大きな声出さないでよ〜‥‥」
「ごめん、ごめん、、つい‥さっ、、」
「はいはい……」
付き合って5年、いつでも優しい三汰。。
「待っててくれたお礼♪」
ほら、こんな風にね
ちょこんとテーブルの上に置かれた天使のスノード-ム
「天使が苺実に似てたから。//」照れて笑う三汰に、そんな姿見慣れているはずなのに胸がキュンとときめいた