星降る夜にサンタにKissを

テーブルに戻る途中自販機でカップティーを2つ買ってこぼさないように運ぶ


椅子に座って三汰が運んできてくれるAランチをお茶を飲みながら待っていると、後ろの女の子達の楽しそうな会話が耳に入ってきた。


『今年のクリスマスはどうする?』

『彼氏がディズニー泊まりで連れってってくれるんだ!!』

『いいねぇ〜!ワタシは彼氏仕事だから出掛けるのは無理・・でも仕事終わったら二人でクリスマスするんだ♪♪』


あぁ・・そっか、、クリスマスまであと一週間だもんね

恋人と過ごすクリスマスかぁ・・・

今年こそ三汰と一緒に居たいな

「お待たせ〜!!」


クリスマスのことを考えてるアタシの目の前にAランチが差し出された。
笑顔の三汰になんとなくムッとしてしまう


「あ、、りがと・・・」

「どうした?考え事?」

「うん、もうすぐクリスマスだな〜と思って。」

「あっ・・そぉ、、だね…」


クリスマスの話題になった途端、三汰の顔が曇りだす。


まぁ、ね・・そりゃそうだ


だって


三汰とアタシは付き合って5年も経つのに


クリスマスを一緒に過ごした事がないんだから………





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