lovingly~ラブィング~
帰り道は俺が送っていっている。



安全と俺が一緒にいる時間が1秒でも多く過ごしたかったから。



まぁ、桜子は始めは拒否ってたが可愛がっている同僚に上手く丸めこまれて乗っている。



別に彼氏だから気にしなくてもいいと思う。




「桜子」



「はい?」



アパートの前につき下りる気満々の桜子を引き止める。



もうそろそろ敬語癖治させるか。



頭の隅でそんなことを思いながらまだ隣にいたい口実を探す。



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