不良くんとの恋愛事情
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帰り道、私は凛ちゃんと並んで歩いていた


「アイスどこで買う?セブンもあるし、普通にショッピングセンターもあるけど」

暑いのか、凛ちゃんは手を団扇代わりにして顔をパタパタとあおいでる


「凛ちゃん暑そう...せっかくだし、ショッピングセンターの方いかない?中で食べるところあるし、そこなら涼しいでしょ?」

「お、じゃあそうしますか?さすが美羽、あたしの事よく見てるじゃん!」



凛ちゃんは嬉しそうにハニカミながら私を見れば、わしゃわしゃと頭を撫でてきた



「わっ、もう...へへっ」

髪がぐちゃぐちゃになったけど、凛ちゃんに頭を撫でられるのが好きだから許しちゃう



それから店につくまで他愛もない話をして歩く


違うクラスの子が彼氏ができた

実は教頭先生はヅラだった

ある先生は二股して、本命の彼女さんと戻るために坊主になった


自分は知らない話を、凛ちゃんはたくさん教えてくれた

嬉しい話があれば、お腹がよじれる程笑える話もあった


そして店の近くにきたT字路の場所で私達はとまった






















そう、君と初めて出会った場所で


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