不良くんとの恋愛事情
凛ちゃんに手を掴まれたまま私達は喧嘩の横を走って通り抜ける


その時、私は凛ちゃんに言われた事を破ってしまった


―――バキッ


だれか殴られたような音が耳に届いてきた

その音につられるように私は走りながら不意に見てしまった


殴った体制のまま私達のほうをみている銀髪の人の顔を...





「....」


口をパクパクと動かしては私を見ている

私はその言葉がわかった時、目を見開いた
けど凛ちゃんが走ってたため、私も一緒にその場を去った






















「はぁっ..はぁっ...美羽、大丈夫?」

「はぁ..はぁ..う、うん..っ...大丈夫だよ」


しばらくすればあの人達は完全に見えなくなり私達は止まった

運動が苦手な私は息切れが激しいあげく、中々息が整えられない

凛ちゃんといえば、部活はバスケをやってるためかあまり息切れはしてないみたい



ようやく息が整えば、さっき走った理由が気になった

隣で制服の乱れを直してる凛ちゃんを見上げる


「凛ちゃん、なんでさっきは走ったの?普通に歩くんじゃダメなの?」


あの時の真剣な顔
そんなにやばい人達なのかな?


「もしかして、美羽あの人達知らない?結構有名なんだけど」


そう言う凛ちゃんに対して私は頭を横にプルプルと振る


凛ちゃんは『そっか』と言うとさっきの人達の話をしてくれた





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