きみに届け,この想い



「橘さん?」



あたしは先生の声を聞いてハッと我に返った。



いけない、いけない。


つい先生の事ガン見しちゃった!




「え、あ、えっと…大丈夫です」



「そうか、それはよかった。もし、大丈夫だったら、今日家に帰ってもいいよ。」




先生はそう言い微笑んだ後に「いてくれても構わないからね」と言ってくれた。




「今日帰ります」





先生の言葉にそう返すと、何故かがっかりしていた。





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