きみに届け,この想い
なのに、返ってきた言葉は
「おろせ」
だった。
その言葉を聞いてあたしは泣きたくなった。
なんで?
どうして?
光太の子なんだよ…?
なのにどうして、そんな簡単に言えるの?
「てか、それ俺の子かよ?
もしかしたら、他の男の子かもしれねぇし」
光太の言葉を聞いて、何かがブチンと切れた。
バチンッ
「“それ”ってなによ!
この子は物じゃないんだよ!?
それに、光太の子に決まってんじゃん!」