現代戦国時代3
「はあ……はあ…」
一瞬のフラッシュバックだったが、根津は汗だくになっていた。
両手の平が汗まみれになっている。
「根津。大丈夫か?」
「……俺…」
根津には院長と出会った時の記憶しか残っていない。
初めての感覚に根津は呆然としていた。
「……根津、これを渡そう」
院長が手渡したのは拳に付ける手甲。
「これ……」
根津がそれを手に取ると、何か懐かしい手応えを感じた。
「頭で思い出せねえなら、体で思いだしな」
院長はそれだけ言って、再び治療に当たり始めた。
手元にある武器。
何やらわからない記憶。
「……死にそうになったら、ちゃんとちゃんと治療してくださいよ!!」
「わかってるよ。さっさといってこい。素人なんだから、ちまちまやってきな」
ガタン!
激しい音を立てて、診療所の戸を開き、根津は飛び出した。
一瞬のフラッシュバックだったが、根津は汗だくになっていた。
両手の平が汗まみれになっている。
「根津。大丈夫か?」
「……俺…」
根津には院長と出会った時の記憶しか残っていない。
初めての感覚に根津は呆然としていた。
「……根津、これを渡そう」
院長が手渡したのは拳に付ける手甲。
「これ……」
根津がそれを手に取ると、何か懐かしい手応えを感じた。
「頭で思い出せねえなら、体で思いだしな」
院長はそれだけ言って、再び治療に当たり始めた。
手元にある武器。
何やらわからない記憶。
「……死にそうになったら、ちゃんとちゃんと治療してくださいよ!!」
「わかってるよ。さっさといってこい。素人なんだから、ちまちまやってきな」
ガタン!
激しい音を立てて、診療所の戸を開き、根津は飛び出した。