最終列車


店内へと入ると、やはり中は学生で溢れていた。



レジに並ぶ列へと並び、順番を待つ。


隣で久美はメニューを見ながら悩んでいる。

もちろん俺が注文したのはてりやきチキンバーガー♪


久美は悩んだ末、同じものを注文した。



商品を受け取ると、空いている席を探す。


辺りを見回すと奥にふたつだけ席が空いていた。

荷物を床に置いて、椅子に腰を降ろす。


包みに包まれてはいるものの、部活後の食欲をそそるてりやきソースの香りがテーブルの上から漂っている。


それから、俺たちはそれを食べながらたわいもない話に華を咲かせた。





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