one's first love
…嫌だ……
って、思うあたしと
…嫌じゃない…
って、思うあたし。

……矛盾。

………あたし、裕くんの事好き…?

『うッ…うるさいッ//』
あたしは机に顔を伏せる。

「ははW」
再びあたしの髪を触る。

『やッやめてよっ…』
あたしは少し顔を上げて言うと

「え〜?」
へらっとして髪を触り続ける裕くん。

『「え〜?」じゃなくてッ///』


「…可愛いv」
とあたしの耳元で囁いて、クスっと笑う。

「っと…オレ今日バイトだった…じゃあなっ」
と言って、教室から出て行った。



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