one's first love
「そーッ!!彼氏☆ねー?なっちゃん♪」
そう言って彼はあたしを抱き寄せる。

あたしの心臓がドキドキ成始めて
『なッ!!ばっバカっ!!何言ってんの!!』
あたしは恥ずかしくなって、赤くなる顔を隠しながら離れる。

「ちぇーフラれちゃった〜」と笑って言う。


…なんだ、やっぱフザけてたのか…。
あたしの胸がギュンっと締め付けられた。


「…なっちゃん…?」
彼はあたしの頭をそっと撫でる。

中学の時は、よくこうやって頭を撫でられたなぁ…。
おだんごにした頭をグシャって崩されたり、髪を指でとかしてたり…

ほっぺを触られたり…


……なんか、中学に戻った気分。
隣には、彼がいて、中学の頃みたいにあたしで遊ぶ。

自然に笑みが零れちゃう。

…幸せだなぁ…。


「あ!!」

『えッ?!どしたの?!』

「俺用事あんだった!!あとで地元のマックな!!お前来いよ?W」

『はいはいW』

あたしは中夜祭は出ずに、高校の女友達を一人連れて彼に連絡。

彼はマックに男友達(元中の友達)といるらしく、
直行した。

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