【完】強引な告白
私がどっちにしようか迷っていると、優ちゃんはいつの間にか岩のほうに流されていた。



「…ちょっ待ってよ〜」



私も優ちゃんのほうへ行こうとした…



すると。




グイッ



急に後ろから腕を引かれ、トンネルのほうへ流されてしまった。



「うわっ」



水が目に染みる…。



ゆっくりと目を開けると…



「ほんっと鈍臭せえ」



目の前には、私の左腕を掴んでいるあの無愛想そうな男子がいた…

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