キミと居た時間
あー、ホント女ってウザイ。
単純過ぎてアホくさいんだよね。
殴られて赤くなったほっぺを右手で抑えた。
「……あ、ぁの」

後ろから小さな声が聞こえた。
「…あ?」
は?誰コイツ。
「…あ、あの…大丈夫ですか?」
そう言うと、水色のハンカチを俺に差し出した。

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