恋は翼に乗って~アロハ・ハネムーン~



「朝食を作ったんですよ。せっかく冷蔵庫に新鮮な食べ物を蓄えて頂いたから」



はる子が味噌汁をよそいながら、微笑んだ。



「そんなぁ、せっかく旅行にこられたのですから、上げ膳据え膳でくつろいで下さればいいのに・・・でも美味そうだなあ」



兼高がダイニングテーブルの上の朝食を覗きこんで、思い切り匂いを吸い込んだ。





< 121 / 200 >

この作品をシェア

pagetop