恋は翼に乗って~アロハ・ハネムーン~
「あたたた、ボスぅ頭痛薬かなんかありませんかぁ。わたし昨夜も飲みすぎたのかなぁ?二杯目までは覚えているんですけど」
瑠美がバツの悪そうな顔をして言った。
「知るか!少しは懲りろ」
兼高が、瑠美の耳元で怒鳴った。
「わたしが何か、さっぱりする物を買ってきてあげましょうね。さっきジューススタンドを見つけたんです。それくらい私にだってできますよ」
はる子が得意そうにそう言って、胸をポンとたたいた。
「・・・すみません・・・」
瑠美は申し訳なさそうに言った。