恋は翼に乗って~アロハ・ハネムーン~



「安く行きたいお客様の為に、余っているところから蓄えさせてもらうのさ。それに何も詐欺るわけじゃないぞ。お客様納得の上だ。そして万が一のとき、お前さんの沖縄のご両親に送るお悔やみの香典の為とかな」



「縁起でもないこと言わないでくださいよ。わかりましたよぉ。それでいつから行けばいいんですか?」



「三日後だ、現地ガイドの劉は中国人で、香港映画スターのジェイにそっくりなハンサムボーイだぞ!」



「ハイッ!今からでも行きますっ」



瑠美は元気に手をあげた。









< 179 / 200 >

この作品をシェア

pagetop