恋は翼に乗って~アロハ・ハネムーン~



数日後、7枚のチケットとカスタマーズリストを手に、瑠美は机に突っ伏していた。



出発まで幾日もないのに、ツアーの予定計画表は例のごとく真っ白だ。




兼高はメモを置いて、営業に出かけてしまっている。



「またか・・・」



瑠美はそう言って、とりあえず客の一人に電話をした。





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