恋は翼に乗って~アロハ・ハネムーン~



「馬鹿やろうっ!何かあったらどうする!!」



兼高が瑠美に詰め寄った。



「わたしは、合気道の有段者ですっ。貧弱な中年男ぐらいどおってこと・・・キャッ、ボス何をするんですかっ」




兼高はいきなり瑠美をソファに押し倒した。




「御園には悪いが、俺はお前が事務所にきた当初から気になっていたんだ。そんなことを言って、どうせ山崎英助とは覚悟していたんだろ。だったら俺が先にモノにしてやる!!」



兼高は両腕で、もがく瑠美をおさえつけた。



「ボスっ、やめて下さい。・・・いやぁっ、やめてっ!」



兼高の下で瑠美は悲鳴をあげた。


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