恋は翼に乗って~アロハ・ハネムーン~



「それに、通路を挟んでお前がいれば奥さんにとっては何かと安心だ。一応女性だしな」



「一応は余計ですっ。でもまあ、いいとこついてますねボス」



瑠美はニヤニヤしながら、ヒジで兼高を小突いた。



「だろ、それに俺の発明が機内で威力を発揮するんだぞ」



兼高は得意げに言った。



「えっ?発明って?」



瑠美はきょとんとして首をかしげた。



「まあまあ、乗ってのお楽しみさ!!」


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