恋は翼に乗って~アロハ・ハネムーン~



アイマスクをして耳栓をつけた二人は、何分もしないうちに、寝息をたてて眠ってしまった。



「凄いじゃないですかぁボス。さっきの足のせといい、耳栓つきアイマスクといい」



瑠美は夫婦越しにひそひそと小声で、感心したように言った。



「まぁな、しかし問題が・・・」



兼高は急につらそうな声を出した。



「どうかしたんですか?ボス」



瑠美が心配そうに兼高の顔を覗き込んだ。
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