恋は翼に乗って~アロハ・ハネムーン~
「いいですねぇ、お父さん。わたし一度ムームーというものを着てみたいと思っていたんですよ」
はる子の意外な答えに公作と瑠美は仰天した。
公作が何か言う前にチャドが歓声をあげた。
「イャッホー、じゃボクご機嫌なお店案内します!」
チャドは、はしゃぎ声を出してアクセルを踏んだ。
公作は苦笑いをしたが、やがて言った。
「兼高さん、チャドさん、ワシにもアロハ選んでくれますかなぁ」