恋は翼に乗って~アロハ・ハネムーン~



「なんだかわたしも欲しくなっちゃった。ボスぅ、プレゼントして頂けません?」



瑠美とはる子はうきうきした様子で鏡の前に立っていた。



「なに言ってんだ。お前のほうが、金持ちだろ。自分で買え!!」



兼高はぷいと横を向いた。



「ケチ!」



瑠美は舌を出した。



「お父さん」



はる子が公作の袖を引っ張ると、公作は頷いた。
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