恋は翼に乗って~アロハ・ハネムーン~



「嬉しいですけれど、ご迷惑じゃあ・・」



はる子と公作は顔を見合わせた。



「迷惑全然ありません。ゴショウバンに預かる、ボク大スキ」



チャドが振り向いて笑った。



「チャド、前見て、前!しかし難しい日本語覚えたなぁ。・・・米山さん、せっかくの好意を断るてはありませんよ。チャドの日本語に免じて、いかがですか」



兼高が再び誘った。



「それじゃあ、甘えましょうかなぁ」



公作は相好をくずした。



チャドは〔ビンゴ!!〕と叫んで、路肩に車を止めると、すぐに携帯電話をプッシュした。
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