あなたのために・・・・。
ついにキャンプの日になった。

バスの中ではみんな今日のことについて話している。

バスが発車するとガヤガヤと騒がしさが増した。

「キャンプ場についてすぐ山登りでしょ?」

「キツイよね。でも2人組みだから大地くんとなれるチャンスは大だしっ!」

はりきってるね(笑)

「ガンバレ!!!」




そしてバスはキャンプ場にやってきた。

そこでさっそくペアじゃんけんになった。

愛莉はこぶしに力を入れて

「私はできる。私はできる。」

って怖いよ。

「よ~しじゃんけんすっか」

大地くんの掛け声で始まった。


結果は愛莉は残念ながら良哉くんと

あたしが大地くんとなってしまった。

なんか愛莉に悪いなぁ。

チラッと愛莉を見ると

「大丈夫。まだチャンスはあるっ!!!」

ってポジティブだなぁ。





ってことで今は山登りをしているわけだけど、

かなりきついよね。

大地くんはあたしの分のカバンまで持って大変そう・・・。

遠慮したけど、どうしてもって・・・・。

やっぱり申し訳ないな・・・・。

「やっぱり自分で持つからいいよ。」

「俺全然平気だから心配しないでいいよ。」

ドキン ドキン ドキン・・・・。

あれ?何このドキドキした気持ちは・・・・。

どうしたんだろう?

ただ大地くんはあたしのカバンを持っていて

いいよって言っただっけなのに

大地くんは優しくて・・・・。

きっと大地くんの優しさでドキドキしてえるのかな?

別にこれは特別な感情じゃないよね???
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