君を想うとⅡ~Secret love~
あたしはセンパイの真ん前に立って、真っ直ぐに目を見据える。
「あたしと…SEXしよ…??」
もう…頭で考えるのはやめにする。
アタシはアンタが欲しい。
どう思われたって…もういいや。
アタシはセンパイの厚くて大きな胸に飛び込むと
「センパイ、……SEXしよ…??」
そう言って。
ギュっと彼の腰を抱きしめた。
初めて抱きしめたセンパイの体は筋肉質で、逞しかった。
あんなにも恋い焦がれた人の胸の中。
どんどん熱っぽくなる体とは対照的に、どんどん冷たくなる心の中。
大好きな人の胸の中にいるのに寂しい。
この気持ちはなんなんだろう。