君を想うとⅡ~Secret love~
◆サークル
「…好き。あたしはどんなセンパイでもいいの。」
「…いち…のせ…」
「カッコ悪くたっていい。情けなくったっていいの。
あたしはアンタだから欲しいのよ、藤堂秀人!!」
センパイが伊織を好きなことなんてハナっからわかってること。
センパイが欲しいと思ってるのも、幸せにしたいと思ってるのも伊織だけ。
なんか…
告白する前がウソみたい。
あんなに怖かったのに、今は清々しいくらいにさっぱりしてる。
「だから…
今は大人しくあたしに抱かれなさいよ。」
そう言って。
あたしはセンパイの柔らかな耳をカリッと甘噛みする。
そしてツゥっと首筋を舐めあげると
センパイの体がビクンと跳ねた。