君を想うとⅡ~Secret love~
あのね。
センパイのそんな余裕のない声を聞いてると、あたしも余裕がなくなるんだよ。
あたしは、伊織みたいに与えられる快楽だけを求める生き物じゃないの。
あたしという女は…
いつだってズルくて、弱くて強い。
欲しくないといいながら、心の底では望んでるの。
誰よりも深い快楽と羞恥を。
「センパイ、責任なんて取らなくていいから。」
「…は…っ?」
「一瞬でもいい。一瞬でもセンパイが楽になるのなら…SEXしよう?」
首筋や耳の中を愛撫しながら
あたしはセンパイを快楽の世界へと誘う。
「同じ傷を舐め合うだけでもいいの。」
あなたが…傷を忘れることができるなら。