君を想うとⅡ~Secret love~
「アハハッ、いーの。」
センパイが可愛くて。
笑いながら答えると、彼は完全にバカにされてると勘違いしたんだろう。
「はっ?」
更に不機嫌そうな声をあげて、あたしの背中を押し返す。
「アハハッ。あたし、センパイを待つのなんて慣れっこだからさ~。
おばあちゃんになる前までに迎えに来てくれたらそれでいいやぁ。」
コテンと頭を彼の肩に置いてポツリと呟くと
「…あのなあ。
じゃー迎えにこなかったらどうすんの?」
なんて意地悪な質問を返してくる。