君を想うとⅡ~Secret love~
あたしの好きなのは、あなただけよ…か。
「らしくないわね。」
「なにが?」
「そう言うセリフ…、伊織は好きそうだけどセンパイはあんまり言わないじゃない。」
センパイはそう言うと、黙り込んでしまった。
「あたしはね~、伊織みたいにくそまじめじゃないから。」
そう言ってフフッと笑うと、センパイは顔を少し傾けてあたしの顔をフッと見た。
「あたしだって人間だもん。
人並みに性欲だってあれば独占欲もあるのよ。
人肌恋しい時だって…やっぱりあるわ。」