君を想うとⅡ~Secret love~
◇言えるわけないじゃない。
「は?意味がわかんない。なんであたしが悪いのよ。」
アレは全面的にアンタが悪いでしょうよ。
負けずに言い返すと
「だって…知らなかった!!!!」
伊織は目を真っ赤にしながら、叫んだ。
「理央の好きな人がしゅーちゃんだったなんて…。
理央、一言も言ってくれなかったじゃない!!!!!」
伊織………。
伊織は目をグッと見開きながら。
涙をこらえた赤い目をしてあたしを睨む。
「なんで…言ってくれなかったの!!??」