君を想うとⅡ~Secret love~
その声に広報部中の視線が私達に注がれる。
そして大声をあげた当の本人もポカンとしながら無言で私を見つめている。
ど、ど、どうしよう~っ!!!!!!
対応と背中に感じる視線にワタワタしながら、次の手を考えていると
「早坂様。桐谷を呼んで参りますので、別室でお待ち下さい。」
しゅ、しゅーちゃん~っ!!!
しゅーちゃんが私に助け船を出してくれた。
「伊織。俺はミーティングルームにこの人連れて行くから、お前は部長に連絡しろ。」
そう耳元で囁いて。
「どうぞ、こちらです。」
しゅーちゃんは早坂さんを案内してミーティングルームに連れて行ってくれた。