君を想うとⅡ~Secret love~
変態!!
変態!!
ど変態!!!!
「ばっ…バカじゃないの!?
会社でなんてこと言うのっ!!!」
受話器を片手で隠して、人目を気にしながらコソコソ話すと
『バカだよ?』
桐谷慎はセクシーボイスで私の心を騒がせる。
『俺、バカみたいに高宮にハマってるよ。』
キュン…。
バカな私は、そのセリフに思わず胸が苦しくなる。
それと…同時に。
『好きだよ、高宮。』
彼の声に反応した、私の子宮がズクズクする。
はあ~、私はバカだ。
今は会社の中なのに二人のあの甘い時間を思い出して、一人で疼いちゃうなんて。
私も彼にハマってる。
きっとどうしようもなくハマってるんだ。