君を想うとⅡ~Secret love~

◆カノジョの真実







藤堂センパイとお酒を飲んだ翌日の土曜日。




『もしもし、理央?』




お昼過ぎに祐吾から電話がかかってきた。





「なに?」

『いや…、今から会えない?』

「何?SEXのお誘いなら間に合ってるわよ」



茶化すように答えると



『バカ。ちょっと真剣な話してぇの。』






電話の向こうの祐吾はいつになく真剣な声。




なんとなく。

なんとなくだけど祐吾の声が強ばっているような気がして。








「…わかった。場所は??」





と尋ねると






「じゃあ…1時間後にCobraに来て。」






と言って、祐吾は電話を切った。





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