君を想うとⅡ~Secret love~



◇ ◇ ◇ ◇ ◇







オフィスに戻り、定時を少し過ぎた頃。




「よし!!!プレゼン用の資料、まとまりました。」





しゅーちゃんに頼まれていたバスケ関連の資料をなんとかまとめるコトができた。






「よっし、おつかれ!!もうあがっていいよ。」







資料を見せるとしゅーちゃんはニッと微笑む。







「え…、でも……。
私だけ帰るわけにはいきません。お手伝いします。」






私の仕事は片付いてるけど、しゅーちゃんの仕事はまだまだ山積み。


手伝える所は手伝おうと思って、しゅーちゃんの机のクリアファイルに手をかけると。





「大丈夫。久しぶりに早くあがれんだろ?
そういう時は早く帰ったほうがいい。」






そう言って。
私が手にかけたクリアファイルは没収されてしまった。



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