君を想うとⅡ~Secret love~
ヒィィィ~~!!!!!
怖い!!!!!
アレは…白クマの中でも不良のボス熊にちがいないよぅ!!!
白クマ……、
いやいや、桐谷慎の鋭い視線に耐えきれなくなった私は。
「お、お先に失礼します…。」
「うん、是非そうしろ。」
うんうんと深く、深く、頷くしゅーちゃんの忠告通りに。
早めにおうちに帰ることにした。
広報部の扉を開けてエレベーターに乗って。
エントランスを抜けて会社の外に出ると。
辺りはもう夜のとばりに包まれていた。