君を想うとⅡ~Secret love~
・プレゼント
「早坂さん、もうやめて!!!!!!
これ以上は聞きたくない!!!!!!」
私の中の幸せを壊さないで。
私の中の桐谷慎を歪ませないで。
お願いだから…、
イブの身代わりにしかすぎない私に気づかせないで!!!!!
泣きじゃくりながら“もう沢山だ”と言わんばかりに両耳に両手を当てて、首をブンブンと左右に振ると。
「高宮さん、俺は君を責めてるワケじゃないよ?」
早坂さんは困った顔をして。
私の頭を優しく撫でた。
「ただ…キミが心配なんだ。」
と呟きながら。