君を想うとⅡ~Secret love~
「高宮さん。
女と違って、男はそんなに強くない。
一度好きになった女をカンペキに忘れる…って…、男にとって簡単なことじゃないんだよ。
しかも彼女があんな死に方したなら、尚更だ。」
私のコトをずっと見つめて、シートに深く倒れ込んで腕組みをしたまま。
早坂さんは言葉を続ける。
「かわいそうだけどね。慎の中からイブへの気持ちが消える日は永遠に来ないよ。
イブにそっくりな顔したキミが、慎の側にいる限り…そんな日は永遠に来ない。」