君を想うとⅡ~Secret love~
セフレだから言うワケじゃないけど…、祐吾は優しい。
こ~んな男臭い外見してるくせに、よく気がつくし。
言い方はぶっきらぼうだけど思いやりだってある。
ノンアルコールのジンライム風を飲みながらチラッと祐吾の方を見ると。
祐吾はカウンターからコーラとミックスナッツを持って、ソファーへ来る所だった。
「何?俺のコトじっと見て。」
「ん?祐吾は優しいな~と思ってさ。」
「アハハ!!何だ、そりゃ。」
そう言って私の目の前に腰を落とすと
「今さら気づいたのか?」
と、自信たっぷりに笑う。
そんな祐吾に思わず笑った。