君を想うとⅡ~Secret love~
「な、なんで…」
「ん~?だってそれくらいしかアイツは言うことないだろうな~と思って。」
そう言って桐谷慎はニッコリと微笑む。
こ、怖いよ!!
なんでわかったの、この人!!!
エスパー!!??
やっぱり悪魔なスケベは超能力が使えるの??!!
とか、アホなコトを考えながら目を真ん丸にして桐谷慎を凝視してると
「ま、わかった理由はそれだけじゃないけどね。」
桐谷慎はチュっと私にキスをした。
そして…
鼻先をくすぐるのはHappyのあの香り。
あ…やだな……。
嫉妬なんてしたくないのに、早坂さんのあの言葉を思い出して胸が苦しくなる。