君を想うとⅡ~Secret love~


へっ??





桐谷慎の発言に驚いてフッと上を見上げると



「あの香水は俺の母親の匂いだよ。」



桐谷慎はニッコリと、優しくとろけそうな甘い表情を私に向けて。

私の髪にスッと指を絡めた。








「高宮かわいい。
そんなに泣くほどイヤだった?」


「ち、ちが……っ!!」


「違わない。
じゃあ何で泣いてたの。」


「そ、それは………ンッ……」


「クスクス。ちゃんと言って?
ヤキモチ妬いたからだって。俺のコトが好きすぎて、みっともなく嫉妬したからだって。」



「や…あっ…桐谷慎…っ…!!!」








桐谷慎は。

悪魔な笑顔を浮かべながら、私の首筋をペロンと舐めあげ、スカートの中にゆっくりと指を滑らせた。



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