君を想うとⅡ~Secret love~
―…えっ…??
突然止められた桐谷慎の手の動き。
高ぶった熱を持ったまま中途半端に放置された体がジクジクする。
恥ずかしい。
こんな自分がたまらなく恥ずかしい。
こんな風に思う自分はやっぱりHな子なのかな。
だけど…、触って欲しい。
もっともっと求めて欲しい。
私のきれいな場所もはしたない場所も、全部全部。
桐谷慎に触れて欲しい……。
精一杯のおねだりで、じっと物欲しそうに桐谷慎の顔を見つめると
「ゴメンね~。
高宮はそんな気分じゃなかったんだよね?」
桐谷慎は私の欲しかった言葉を簡単にスルーした。