君を想うとⅡ~Secret love~
・ちゃんと話そう。
キョトーンとしたまま。
唖然とした表情で私を見つめる桐谷慎。
「すご…。高宮そんなにお腹減ってたの…??」
「ちっ…ちがうっ!!」
断言する!!
私、お腹はあんまり空いてない!!
なのに…
どうして鳴ったの、私のお腹~~っ(涙)
自分の体を恨めしく思いながら。
でもなんとか桐谷慎の視線から逃げたくて。
「ほ、ほら。
いろいろ緊迫するシーンが続いてたからさ!!ホンワカして内臓も落ち着いたというか!!なんというか!!」
ワタワタしながら答えると、桐谷慎はプッと吹き出した。