君を想うとⅡ~Secret love~


「何、その理由!!」



桐谷慎はよっぽどツボにハマったのかお腹を抱えてゲラゲラと笑い始めた。





「あのムードでお腹が鳴ったオンナに遭遇したのも初めてだけど、こんな言い訳するオンナも初めて見たよ!!」






そうヒィヒィ言いながら笑う桐谷慎。





ひ…ひどい…!!





「しょうがないでしょ!!
人間の生理現象は止められないもん!!」







私だって、鳴らしたくて鳴らしたワケじゃないんだから!!

そんなに笑わなくってもいいじゃん……!!







ゲラゲラ笑う桐谷慎の姿に微妙に傷ついて。

私はむくれた顔をしてプイッとそっぽを向いた。





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