君を想うとⅡ~Secret love~
だけど…
もう何も考えたくなかった。
快感でも嘘でもなんでもいいから。
一瞬だけでも構わないから、イブのことを忘れたかった。
「…んっ…あぁっ…。」
桐谷慎が彼自身で私のイイところをグイグイと攻めあげる。
そんな私を知ってか知らずか、桐谷慎の攻めはいつも以上に激しかった。
「ん…ダメェっ…!!」
「ダメじゃないでしょ?
ちゃんと言ってごらん…?」
「…ダメ…、ソコはぁ…っ!!」
「…いいんでしょ?
ねぇ。気持ちよすぎておかしくなりそうなんでしょ?」
桐谷慎はクスッと妖艶な笑みを浮かべながら、更にグライドを早くする。
桐谷慎は私のイイところばかりを突いて擦って攻めあげる。
「もう…ダメ…っ!!!!
アァァァッ!!!!!!!!」
私は、はしたない声をあげながら。
あっけなく快感の渦にのまれて気を失ってしまった。