君を想うとⅡ~Secret love~
・和解
~Side 伊織~
桐谷慎とのHに溺れて気を失った後。
私は…
彼の腕の中で夢を見た。
私の目の前にいたのは、私にそっくりな顔をした女の子。
一瞬自分が鏡に映ってるのかと思ってギョッとしたけれど…。
コレはイブだと直感で理解した。
怖いほど。
気持ち悪いほど似ている顔を悲しそうに歪めながら
「羨ましいのは私のほう。
慎ちゃんの未来にいるあなたが本当に羨ましい…。」
イブはそう言って。
煙のようにフッと消え去った。