君を想うとⅡ~Secret love~
「オトコはあるオンナを好きになった。
そのオンナは…、親友の彼女だった。」





祐…吾…??

まさか…、まさか…。

ううん、そんなことあるわけない!!






私は頭の中に芽生えた危険な思想を振り払うように。

ブンブンと頭を振る。






「だけど彼女はいつも不安だった。
彼女の彼氏には忘れられない元カノがいてな。

いつか元カノに彼氏を取られるんじゃないか、いつか自分は捨てられるんじゃないかと…毎日怯えてたんだ。」





祐吾。

違うよね。


どうか違うと言って…!!!








息が止まりそうな緊張感の中で。

願うように祐吾の言葉を待っていると、祐吾はフッと笑ってこう言った。









「どうしても彼女が欲しかったそのオトコは。オンナに悪魔の提案を持ちかけたんだ。

秀人を繋ぎ止めたいなら、ガキを作ればいい…ってな。」







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