君を想うとⅡ~Secret love~
「ちょっ…!!!!」
ちょっと、待ちなさいよ!!
言いたいことだけ言って消えるんじゃないわよ!!
私もアンタには言いたいことが山ほどあるんだからね~っ!!!!!
イブが消えた方向に手を伸ばして、彼女のかげをギュッと掴もうとすると。
「おぉ~。朝から積極的だねぇ、高宮。」
シーツにくるまったまま。
生まれたまんまの状態で微笑む桐谷慎とバッチリ目が合う。
「…?」
意味がわからなくて、ポカンとしてると桐谷慎はニコニコ笑いながらシーツの中を指差す。
ん?
中に何があるっていうのよ。
よくわからないままシーツの中を見ると…
「い、いやぁぁぁぁ~!!!!!」