君を想うとⅡ~Secret love~




「何?もう1回したくなったの?」


「ち、ちが~う!!!!」




私はイブの残影ではなく…







桐谷慎のムスコさんをギュッと。

そう。

ギュギュッと握りしめていたのだ。








「い、いやぁぁぁぁ!!!」







な、なんてモノを掴んでんのよ!!

私~~っ!!!!!






顔を真っ赤にしながらムスコさんをバッと手放すと





「まったく。
高宮ってドエロだよね…。」






桐谷慎がハァ~とため息を吐く。








「そのセリフは、アンタにだけは言われたくないっ!!」




ドエロ魔神、桐谷慎の目を真っ直ぐ見据えて抗議の声をあげると



「何言ってんの。
男がエロじゃなきゃ人類は絶滅するよ?」






桐谷慎はニッコリと天使のように笑いながらそう言って。



私の頭をポンポンと叩いた。






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