君を想うとⅡ~Secret love~
「そんなこと言ったって…!!」
私はあの時、ちゃんと断ったんだよ!?
断ったのに早坂さんに無理やり連れて行かれたんだよ!!??
あんなの半分誘拐なんだから~っ!!!!
言ってやりたいことは山ほどあって。
桐谷慎に向かって反論しようとすると
「ハイハイ。
龍のコトはなんとなくわかるからいいよ。」
ため息と共に軽~く、軽~く流されてしまった。
そして…ハァとため息をはいて、私の右手をギュッと掴んだ後
「こっからが本題。
なんで俺がいるくせに藤堂にときめいちゃってるワケ?」
桐谷慎は真剣な顔をして、私に爆弾を投げつけた。